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2007年10月28日 (日)

The Rakes

< 2005. 06. 25 @ Glastonbury Festival '05, John Peel Stage >

< 2005. 08. 10 @ Mean Fiddler, London >

< 2005. 08. 28 @ Reading Festival, Radio One Stage >

< 2006. 02. 02 @ Astoria, London >

< 2006. 05. 13 @ Shepherds Bush Empire, London >

いままで数々の音楽フェスティバルを、観客として渡りあるいた個人的経験を通して、もっとも最高だったと感じた瞬間のひとつに、Glastonbury Festival '05 における The Rakes のステージがある。www.therakes.co.uk www.myspace.com/therakes  しかも当日は、Art BrutThe Rakes と続く、パーフェクトな展開であった。

シンガーである Allan のステージ挙動、固まって一点を見つめる視線など、これ以上無い高い緊張感を放ったステージであった。この時点で [ Strusbourg ] はこの年のお気に入り曲ではあっったのだが、このステージを観て、自分がもっとも応援したいバンドに「昇格」した。とにかくカッコ良かった。

程なくして Mean Fiddler でのヘッドライン・ステージをキャッチしたあと、さらに上り調子の彼らを観ることが、自分の中ではその年の Reading Festival における 一大イベント、となっていたのである。

待ちに待った、Reading ’05 の最終日、いよいよ The Rakes の登場だ。ところが、ギターの Mathew が、登場するなり「これ以上無い」というくらい上ずった声で何か叫んでいる。なんと、シンガーの Allan が体調不良につき出られない、しかし、バンドとしてはなんとかキャンセルしたくなかったので、今日は残りの3人で演奏を行なう、という内容だった。ざわめく観衆、そして一転してものすごいブーイングの嵐だ。もちろん、個人的にもビックリだ。

Mathew が続けて、「今日はそのかわり僕らをサポートしてくれるすばらしいゲストが・・」とさらに上ずりながら話し始めたそのとき、観客席から飛んできたペットボトルが 彼を直撃した。これはいくらなんでも、かわいそうであった。ちょっと心無い観客からの仕打ちである。

これもあって、メンバー全員は明らかに狼狽しまくりである。これからいったいどうなってしまうのであろうか。

ここに登場したのが、Bloc Party のギタリスト、Russel であった。実質的には Mathew があらかたの曲を歌い、自らギターも弾くので、Russel のギターがそんなに絡んでくることは無かったのだが、それでも観客のブーイングは、応援に変わってきた。その後 Russel が [ Terror ] でボーカルを務めたり、その日の朝、同じステージで演奏の出番があった、その時点では全く無名の Tower of London の Donny らメンバーもステージに乱入して、さらなる盛り上げに一役買っていた。彼が Channel 4 の『セレブリティ・BIG Brother 』に登場してお茶の間を沸かせるのは、この1年半後だ。

もちろん、The Rakes のメンバーも持ち回りで歌っているが、とにかく3人とも極度の緊張に包まれていることは、観客側のこちらにもイタイほど伝わってくる。ステージも後半になり、その日あとから同じステージに登場する Maximo Park の Paul Smith が参加して、本(歌詞カード?)を片手に [ Strasbourg ] を歌いだしたあたりから、会場の熱気はやっと本物になってきた。そのころには、 Bloc Party のほかのメンバーの姿もステージにあった。 良かったな、オマエら。いい友達がいて。まあ、Tower of London は、友達というよりは、盛り上げ役には最適だった。

その後2006年の年が明けてから、回復した Allan を何回か観にいった。会場は少しづつ大きくなっており、人気が広がっていることが分かって安心したものである。

翌年の Reading Festival '06 は、前年のことを踏まえると、たいへん興味深いラインナップになっていた。Maximo Park とThe Rakes が、またしても同じ日に同じステージ( Radio One Stage ) に登場するのである。しかも、トリ(Maximo)とそのひとつ手前、というオーダーである。ともに出世したものだ。フェスティバルのオーガナイザーも粋な計らいをするものである。

また「何か」見逃せないことが起こるかもしれないし、The Rakes は、絶対に観にいきたいと考えていたのだが、この年のプログラムに問題を発見してしまった。フェスティバルの常で、同じ時間帯に、他にどうしても見たいバンドがあったのである。

それは Carling Stage (小テント)の Hot Chip だったのだが、迷った挙句、やはり Hot Chip を観にいくことにした。今年(’06)このとき、観ておくべきなのは Hot Chip だと本能的に思ったからである。結果的にはこちらも、ものすごく良いステージで、自分の下した判断は間違っていなかった。

ところで、とのときの不義理があったからだろうか、その後 The Rakes から届けられた2枚目のアルバムは、個人的にはかなりがっかりさせられるものであった。期待が大きかったのは確かだが、もしかしたらこんなことになってしまうのではないか、そうなったらイヤだなあ、そうならないでほしい、という心配も確かにあった。

そんなこんなでしょんぼりして、その後彼らを観に行っていないのである。自分から「縁」を切ってしまったみたいで、妙に後味が悪いものだ。

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