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2008年3月18日 (火)

Hot Chip

< 2006. 08. 27 @ Reading Festival '06, Carling Stage >

< 2008. 03. 17 @ Le Trabendo, Paris >

いやあ、久しぶりにいいライブを観させてもらった。新作をひっさげての Hot Chip を昨晩パリのミュージック・シティであるシテ・ド・ラ・ムジークで堪能することができた。www.myspace.com/hotchip www.hotchip.co.uk 

おととし Reading Festival '06 で姿を見たときとは異なり、出世曲の[Over and Over][Boy From School] はもはや原型をとどめないほどアレンジしなおされていたが、それらを含めて一曲も飽きさせることのない、堂々たるステージだった。以前よりギターをフィーチャーして、よりバンドらしいスタイルに舵を切ったことで、ステージ上の見せ場も増えたように感じられた。昨年 Alexsis Taylor のライブ評で書いた、「Hot Chip は一人でもなりたつかもな。」という感想は、ここに謹んで訂正させていただきます。

このバンドのすばらしいところは、その音楽的才覚にとどまらず、彼らの風貌と雰囲気にもあるであろうことは論を待たない。この「もっさり」としたビジュアル上のインパクトを前提として人気者の地位を獲得してしまったことで、彼らは将来にわたっても「勝ち組」のポジションを約束されたようなものだ。

思い返せばNMEが昔初めて「ニュー・レイブ」特集記事を組んだとき、Klaxons などと一緒に紹介されていたわけだが、その分類の当否はともかく、同じロンドンでも New Cross あたりで活動していた Klaxons に比べて Putney (パット二ー)で結成された彼ら Hot Chip はなかなか育ちのよさを感じさせるバンドだ。なにかとあくせくする必要のない、落ち着いたいいカンジがステージにも現れているのである。激しいアクションがあったりするのに不思議だが、彼らの安定感のあるステージと安心できる面構えを、こちらも落ち着いて楽しむことができるから、そう感じるのかもしれない。

メンバー5人のうち4人までが名門オックスフォード大学やケンブリッジ大学をきちんと「卒業」しているという事実もその落ち着きを裏打ちしている。オックスフォード大学「中退」組の Foals の切羽詰った音やステージアクションとは対極にある感じがした。

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@ Le Trabendo

流暢なフランス語で観客に語りかけるイギリス人のバンドは初めて見たぞ。インテリである。

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