Black Cherry
< 2008. 05. 15 @ The Honeyclub, Brighton (Great Escape '08) >
今年の The Great Escape '08 初日。ふとしたことで一番最初に観たバンドが彼ら Black Cherry だった。www.myspace.com/blackcherrymusic www.blackcherrymusic.co.uk
普段あまり関心がない「黒人女性ボーカリスト」バンドであるが、今年はなんとなく見ておいたほうがよいのではないかという天のお告げもあり、彼らを含めていくつかの「黒いお姉さん」バンドを観にいったのである。
彼らの演奏がはじまってすぐに、オレは人種差別をしている自分に気がついた。歌っている紅一点の Megane。先祖はアフリカ系の方である。決して歌はヘタではないのだが、黒人であれば完璧なまでにもっとうまくなければならない、いやうまいはずだ、という差別的評価である。黒い女性がバックにヤロウどもを従えて熱唱する場合、それは決してアマチュア感のない、聴く者に鳥肌を立たせるような歌声でないはずがない、という先入観をオレは全く根拠無く持っていたのである。
よく考えれば新人バンドのショーケースである Great Escape で、そんなプロ10年目みたいな完璧な歌声が期待できるはずもない。彼らの音楽自体はオレの趣味とビミョーにずれてはいたが、今年はこれからワイト島、グラストンべリーそしてVフェスティバルと大活躍予定の2008年期待の新人である。彼らのステージに魅了される人もいるに違いない。
だが、このあと彼らのほかに観た「黒人女性ボーカル」バンドに対しても、結局オレは同じような印象をもった。だいたい「黒いヒト」というだけでいろいろハンディがあるかもしれないというのに、オレは容赦なく「黒人女性なんだったら、もっとうまい歌を聞かせてくれ」と、それぞれ数曲聴いただけで無情にも会場をあとにしたのである。
次のバンドの会場に向かう道すがら考えたのだが、やはり黒いヒトは歌がうまそうに聴こえてしまうジャンルの音楽をベースにするから難しいのではないか、と思う。そう考えると Lightspeed Champion は別格だ。彼のやっている音楽は、歌がうまくてもうまくなくても味になるジャンルの音楽が前提になっているからだ。
黒いお姉さんのヘタウマ感のあるボーカルが魅力、というバンドを観てみたいものだと思った。2008年、時代はまだそこまで来ていないのかもしれない、というか、そんなもの誰も観たいと思わないかもしらんが。
オレは待ってるぞ。
@ The Honeyclub
そういえば、Do Me Bad Things の黒いふとっちょお姉さんボーカルだけは、「完璧歌声」でなくても許せた、というか楽しめた。 B級感を前面に押し出すヒトたちって強いですね。



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