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2008年7月25日 (金)

Neon Neon

< 2008. 06. 28 @ Glastonbury Festival '08, The Other Stage >

さて、今日からいよいよフジ・ロックですね。

実は一度も行ったことがないのだが、もちろん是非一度は行ってみたいと思っている。思ってはいるのだが、なんとなく心配が胸をよぎらないでもない。オレのような、かなりのおやっさんが行っても変な目で見られないだろうか、とか。あるいは、すっかりイギリスのフェスティバルで飼いならされたおかげで、食いかけのピザや焼きそばを、ステージ前で歩きながらそのまま地面に捨てるなどといった(たいへん、申しわけありません)、全くモラルの破壊された行動が気にならなくなってしまったカラダでは、「クリーンなフェスティバル」として英国でも有名なフジで生きてはいけないのではないか、とか。更には夜のお楽しみである、周りに捨てられているビール紙コップゴミを燃料とする「焚き火」の大きさ自慢を隣のグループと競いながら、メインステージのヘッドライナーを楽しむことが許されないのではないだろうか、とか、がちょっと心配だからである。

もっともこの1~2年で突然、気持ち悪いほどに「エコ」に目覚めだしたイギリスでは、音楽フェスティバルにもその余波が及びつつある。今年からグラストンベリー・フェスでは、入場者全員に黒いビニールのゴミ袋をくばっていたが、おそらく観客の100%はそれを「雨ガッパ」だと思ったに違いない。来月のレディング・フェスでは、ウェブのページからして「エコ」の文字が躍っており、一体どんなことになるのやら、楽しみでもあり心配でもある。フジロックが何らかの意味でお手本にはなっていくのだと思うが、おそらくイギリスらしい「進化」をとげると思うので、なんとなくそれを時代の証人として見ておきたい、というのもこの「ライブ道」の好奇心だ。ヒトビトのモラルの低さは急には変わらないと思うが、すこしづつは変わっていくんだろうなあ、と考えている。

話は日本のフジ・ロックに戻るが、今日7月25日の出演バンドで、現地に行く方には絶対に観ておくことをオススメしたいのが Dan Le Sac vs Scroobius Pip だ。実はオレはまだ観た事がない。観た事がないバンドをここで推薦するのは「ライブ道」的には反則なのだが、来月のレディング・フェスで姿を捉えるつもりであり、それからレビューを書こうと思っているので許して欲しい。去年(2007年)の5月、カムデンの Barfly で彼らのライブに出かけたのだが、訳あって前座の Black Affair を観ただけで家路についてしまっていた。たいへん悔しい思い出である。「反則」を犯してまで、ここでオススメするのは、最新シングルの [ Letter From God To Man ] が、今年2008年のベストトラックといっても良いほど面白い曲だからである。すでにファンが勝手に作ったPVがYouTobe で何十万もヒットしているが、ようやく出来上がったオフィシャルのPVもまあまあ良いできだ。

とはいえ、観てもいないバンドのライブを人に勧めるだけでは少し気が引けるので、最近面白かった連中も合わせてご案内したい。今年のグラストンベリーで初めて目にした Neon Neon だが、言うまでもなくSuper Furry Animals のフロントマンGruff Rhys の新ユニットだ。 www.myspace.com/neonx2   今年のフジロック、3日目に登場予定である。

何か特筆すべきことがあるのかというと、あんまりそういうわけでもないのだが、こういう音のバンドで聴くと、Gruff の歌声がライブでもヘタに聞こえない、というのが新鮮だった。もっとも彼の肉声を聞くのは7年ぶりだったので、その間に実は練習によって歌唱能力が上達していたのかも知れないのだが。この手の80年代風エレクトロ・ポップは、最近では昔のオリジナルを同時代に聴いていない若者がインスパイアを受けて作曲・演奏することが多いこのご時勢で、このバンドのすばらしところは、まんまオヤジがやっているところである。これこそ、「反則」なのか、それとも「アリ」なのか、本当は問題提起されないといけない、というのがオレの私見だ。SFAの曲調と違うので、皆一瞬すんなりと受け入れてしまうが、本当はこの点を見逃してはいけないのである。

Neon_neon_2

@ The Other Stage, Glastonbury '08  Flickr より拝借。

音楽フェスティバルにいくと、必ずどこかのステージに飛び入り”友情出演”する、Har Mar Superstar を、本日はここ Neon Neon にて発見。

* こちらからコメントバックできないので、追記します:

アドバイス、ならび情報ありがとうございます。原宿にも開店したという TOP SHOP で流行りものの若者服を買いこみ、例によって髪型を「若作り」で整え、是非苗場にも上陸したいと考えています。ところで、やっぱり「焚き火」はダメなのですね。実際数年前、Reading Festival と同時開催の Leeds Festival では、トイレに火が放たれ、警察も出て大騒ぎになりました。たしかにやりすぎはイカンが、多少の焚き火は周りとのコミュニケーション上も防寒上も、「あっても意外と悪くないモノ」だという気もします。トイレ放火騒ぎのあとも、焚き火自体は黙認されているようです。ただ、ヒトがステージを見ていると、突然横で「ファイヤー・ポイ」を始めるヤツがいるのは勘弁して欲しい。しかもみんな意外とヘタだったりします。

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コメント

はじめまして。以前から海外の最新情報を得る貴重な手段として欠かさず拝見させて頂いております。

さて、フジロックに関してですが、残念ながら焚き火は一切禁止です。場所がゴルフ場やスキー場などレジャー施設なので、キャンプサイトの場所も結構制限されています。

年齢層は比較的高めなので、恐らく浮くことはないかと。少なくとも、『Underage Festival』よりは遥かにマシじゃないでしょうかw

グラストのような自由な気風のフェスに慣れてしまった人からすると、フジロックは少々“お行儀が良すぎる”と思われるかもしれないですね。僕の友人でも何人かそういう奴がいます。

ただ、“山の中”というロケーションは確かに素晴らしいです。雨が降ってもグラストのような泥沼になるようなことはありません。

機会があれば“本場のフェス”に慣れ親しんだ人の目でフジを語っていただきたいなー、なんて思います。


駄文、失礼致しました。最新のライブ情報やアーティスト情報、とても楽しみにしております。

それでは。

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