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2008年8月28日 (木)

White Lies

< 2008. 08. 23 @ Reading Festival '08, Festival Republic Stage >

ことし ('08) のレディング・フェスティバルで、観客の中における「オヤジ」占有率が最も高かったバンドは、この White Lies であろう。www.myspace.com/whitelies 

メタリカやその他「オヤジ」客の絶対数が多いバンドはもちろん他にもあっただろうが、小さなステージにオヤジ達がうきうきと集まっていたため、割合としてのオヤジ度数がとても高く異彩を放っていた。もちろんオレ自身も「おっさん」濃度をかなり高めるために貢献をしていたわけだが、観客の顔をじっくり見るまでもなく、オレの視界に入る男性客の7割がたは何らかの形で頭髪がすくなかった。もちろん自分としても今回のレディングで楽しみにしていたバンドのひとつである。

バンドのメンバー自身は端正な顔立ちをした青年達だが、演っている音楽は、「すこし時代がかった正統派 80's ロック」と形容できるだろう。楽曲、演奏そして唄と、どれをとってもなかなかスキのない連中である。UKの若手のバンドの中で唯一、現代における正統派 UK ロックバンドのポジションを取りつつあるヒトタチ、と言っても言いすぎではないかもしれない。ステージは最初から最後まで、充実した内容であった。

ところで実は今回、いろいろな意味で彼らの出演を楽しみにしていた。

この White Lies というバンドは前身が Fear Of Flying という連中で、昨年11月のエントリーでも取り上げたのだが、活躍がこれから、というときにイキナリ解散してしまったのである。いわゆる「計画倒産」で、解散と同時にこの White Lies を同じメンバーではじめたわけだから、たぶんもとのバンドのコンセプトに行き詰まりを感じていたのに違いない。

いちどだけステージを観た Fear of Flying の楽曲は、その半分くらいが「伝統的ハードロック+インディ・ディスコ」というかなり珍しい組み合わせで成り立っているものだったと記憶している。個人的にはけっこう気に入っていた。「面白いところをついてきたな」というカンジで、そのアイディア自体も評価できるものだった。

「解散」の知らせは残念だったが、たぶんこれじゃああんまり売れねえな、という先行きが見えてしまったのかもしれない。彼らは曲作りのセンスも知恵も持ち合わせているように思う。そして何よりコンセプト先行で音楽をやってる感じがする。だから、2008年の現在、どういうポジションに自分たちを持っていけば居場所が見つかるか、かなり緻密に計算しながら物事を進めているような気がするのである。

まあ、感情のおもむくままに「自分のやりたい音楽をやる!」という無鉄砲な姿勢は感じられないが、けっこう人気も出てきたし、うまくいきはじめてよかったな、と思う。少なくとも「オヤジ」のハートはわしづかみだったことは確認できた。本当のジジイロックはイヤだけど、 Hadouken! も勘弁してくれ、という若者にも十分アピールできると思う。もちろんそんなことは、彼らはとっくに計算済みだと思うのだが。

Reading_2008_073

@ Festival Republic Stage

ことし彼らはフジロックにも出演したそうですが、観客のなかのオヤジ率(ハゲ率)はいかがなモンだったでしょうか?

White Lies その2

White Lies その3

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