Late of the Pier その2
< 2008. 08. 22 @ Festival Republic Stage, Reading Festival '08 >
さて、お気に入りのミュージシャンがステージ上でどんな洋服を着ているのか。つまりステージ衣装というものは、ライブの良し悪しの決定的な要因にはならないが、それでもけっこう気になったり、楽しめたりするものには違いない。
とくに「フェスティバル」という『ハレ』の場では、ミュージシャンもいろいろな意味で力を入れたり、趣向を凝らしたりすることが多い。おなじみ赤ジャージの Data Rock でさえ、大きなフェスティバルで観たときは、なんとなくだが新品のジャージをおろしてきたように見えなくもなかった。
ライブハウスで見たときはTシャツ一枚だったのに、フェスティバルではちょっぴり学芸会のようないでたちで現れた、Be Your Own Pet、あるいは、方向性としては紅白歌合戦方面に向かってしまった感のある Yeah Yeah Yeahs など、やはりこのへんは女性特有の心理がはたらくからなのだろうか。
オレが個人的に断然支持したいのは、レディングのトリのステージで、よれた紺のジャケットにくたびれた黒いズボンを合わせてくる手合い、つまりデーモン・アルバーン氏のようなすがたである。仮にこれが計算されつくしたコーディネートだったとしても、見ているわれわれから「コイツ、何も考えてないな。」と思わせることのできる力量、ともいえるだろう。ま、これが本当の大物、ということか。たぶん実際何も考えてないと思うが。
だが、若い皆さんが『ハレ』のフェスティバルで、衣装にいろいろと凝ってみるのは決して悪いことではない。お祭りなんだもの。そんなわけで今年のレディング・フェスティバル('08) での企画衣装大賞は、Late of the Pier のご一行である。ステージに登場した彼らを見て確認できたのは、チェックのパジャマ(スーパーで売ってる1,500円くらいの品物?)1名、白いバスローブ1名、そして悪党のオヤジがいかにも着そうなナイトガウン1名であった。ドラムの格好は、おそらくは何がしらの寝具関係だとは思ったが、残念ながら肉眼では確認できなかった。
予想を裏切るいでたちだったので、「そうか、その手できたか~」と周りの観客と一緒に声援を送ったのではあるが、ところでいったい『その手』ってなんだ?。よく考えたらまったく意味が分かりませんが、まあよしとしよう。その場にいる大半のヒトビト(つまり観客)はパジャマを着ていない、パジャマ・パーティということで。まあ、ベテランがコレをやってしまうとちょっと寒い企画になるのだが、若いってことはすばらしい。
@ Festival Republic Stage
すみません。かなりぼけました。リード・シンガーの Samuel は、パジャマを着ると、誘拐されてきた小学生にしか見えなかったが、良いライブであった。
最近昔のシングルをまた再発しているのはいただけないが、PVを作り直さず昔のままなのは良いことだ。今改めて以前のPVを見直すと、Klaxons のチープな偽者にしか見えない、と人は言う。が、ライブは良い。この手のバンドにしては珍しく、というと怒られるかもしれないが、しっかりとしたライブバンドである。
●パソコン変えても相変わらずコメントバックできないので追記します。
来月彼らはここパリで HOT CHIP と共演というか前座を務めるようですが、「若いっていいな」というバンドと、「歳とってるように見えていいな」というバンドの両巨頭ですね。






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