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2009年2月12日 (木)

Coldplay

< 2000. 06. 19 @ The Scala, London >

< 2000. 10. 22 @ Shapherds Bush Empire, London >

さて、先日グラミー賞が発表されたが、いまやこの賞の常連になりつつあるコールドプレイが最優秀楽曲賞などを受賞したとのことである。

われわれは常々友人たちとビール・グラスの泡を飛ばしながら、「今年のBRIT AWARDの受賞基準はおかしい!」とか「今回マーキュリーの審査員はトチ狂ったんでねえの?」などと、まったく生産性のない与太話に花を咲かせているわけだが、このグラミー賞の選定に限っては自分ら素人の評論をまったく寄せ付けないだけの気迫が感じられる。曲の良し悪しは選定基準にまったく関係ない、という点において一ミリの迷いも感じられないからである。その迫力には畏敬の念を禁じえないし、論評の対象とすること自体失礼である。もはやグラミー賞とはU2とかコールドプレイのようなバンドに与えられるべきものであって、個々の受賞曲はたまたま新曲である、ということだけが条件である、ということをみんなが前提としてわかっているところがスゴイ。

もちろん、U2はグラミー賞をとるず~っと以前にいくつものよりすばらしい作品があったことを皆知っている。コールドプレイにしても彼らのベストな楽曲たちは、今回や前回のグラミー受賞作ではなくてずいぶん初期の作品であることをみんなわかっているわけだ。それはいい。それがグラミー賞なのだから。

オレの質問は、だとすると、受賞する本人たちはもしかして昔の佳曲よりも今回の受賞作のほうが良い曲だなどと勘違いしている可能性は実際無いのだろうか?ということである。コールドプレイもイギリス人なので、あんまりグラミー賞をありがたがってもいないように勝手に想像しているわけだが、受賞してしまった以上、万が一にも「おっ?てことはあの曲けっこうスゴかったってこと?」などと思っていたりすると、ちょっとだけ寂しい気がする。ミュージシャンの成れの果て方として・・・・。

もちろん、このさきのオレの人生にはまったく何の関係もないバンドではあるのだが、こんなオレでも昔彼らを見に行ったことがある。 [Yellow] 発売直後の Scalaは残業で前売り券を無駄にしたが、数ヵ月後の Shepherds Bush Empire では2階席の一番前というベストポジションを早めに会場入りしてキープした。期待はそんなにしていなかったが、意外と楽しめたライブであった。そんな一期一会があるので、今後いくら何を受賞してもかまわないけど、「俺達って、曲作りも今が絶頂?」などと悲しい勘違いだけはバンドのみなさんにもさせないでほしい、とグラミーのヒトにもお願いしたい。たぶん(よく知らないけど)ライブステージの演出効果とか、アクティビストとしての活動とかでは今が一番油に乗ってるんだろうし、それで評価されてるってことで十分いいじゃないか。イイってことで、バンド自身も納得してくれ。

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