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2011年9月

2011年9月19日 (月)

Dutch Uncles

< 2011. 05. 01 @ The Bulls Gate, London, Camden Crawl '2011 >

< 2011. 05. 12 @ Hector House , Brighton, Great Escape '2011 >

< 2011. 08. 28 @ Reading Festival '2011, Festival Republic Stage>

ヒトはバンドのライブを観たときに、なぜかくも興奮し、カッコイイ!と感じるのだろうか?

それは突き詰めて言えば、フロントマンの「動き」、あるいはステージ上での「ダンス」と言い換えてもいいかもしれないが、それを目の当たりにした衝撃から湧き上がる自然な感情だといえるのではないか。

オレ自身は踊れないよ。いばってもしかたないけど。

オレにとっての「ダンス」とは、エジプト観光旅行のおきまり「ナイル川クルーズ・ディナー」最中に、ややふくよかな余興ベリーダンサーのお姉さんが踊りながら客席をねり歩き、「こっちの方に来てくれるな!」というオレの心の絶叫もむなしく、明らかに気弱そうな日本人のオヤジであるこっちの手をとって共に踊ってくれるという脳死の瞬間の記憶がすべてである。つまり「ダンス」=「さらし者」というのがオレの人生に中における位置づけといっていいだろう。ちなみに、食事後に高く売りつけられた『知らないうちに撮られていたベリーダンサーとのツーショット観光写真(手を取り合ってダンス中)』を見たときは「冥土の土産」という言葉が去来しながら意識を失いました。

そんな人生ではあるが、いやそんな生き方をしているからこそかもしれないが、すばらしいダンスをステージで披露してくれるミュージシャンには感動を越えて畏敬の念をいだくものである。オレはこのステージを見るためにライブに通い続けていたのだ、と。

ではどんな「ダンス」がすばらしいといえるのか?

理屈っぽく言えば、それはいままで一度も見たことのないオリジナルな動きと、力強さに満ち溢れたものでなければならない。たとえば「ダンス甲子園」(ふるいですね・・)のように一定の価値観の中で技を鍛え上げるという世界とは対極にあるものと言ってよいだろう。つまり、初めて目にするような「動き」だが、自分の本能に突然深く突き刺さるものに出くわした瞬間に、それを「すばらしい」と感じるはずだとおもうのである。この「ダンス」はオレそのものではないか!と覚醒する瞬間こそが、最高のダンスとの出会いであり、そのライブ体験はかけがえのないものになるに違いない。

とまあ、久しぶりにこのブログを書いているのでやや力みすぎではあるが、要するに、この動き・踊りこそが自分の探していたものに違いない!というバンドに出会ったのであった。Dutch Uncles のフロントマン、Duncan Wallis 氏のことである。  http://uk.myspace.com/dutchuncles

オレは「踊れない」と書いたが、クラブに行ってからだを「ぐしぐし」と動かしたことはあるよ。そのときの様子を知っている友人と一緒に今年の Camden Crawl ('11) を観にいったのだが、初めて観る Dutch Uncles のステージが始まった瞬間に友人からこう言われた。「このボーカリストの動き、funga77さんのダンスとまったく同一ですね。」それはまさに「コイツらスゲーかっこいいっ!!」と思った矢先のことであった。

勘違いしないでいただきたいのだが、オレはもちろん Duncan のように踊ることはできない。だけど、彼の感情高ぶるダンスとオレの本能のおもむくままの動きは「他に類が無い」という視点で同じように見えるらしいのである。世間で「カッコイイ」ことになっているストリートダンスや、伝統的ロックスターのステージアクションなどとは1ミリの接点も無い Duncan の動き。オレが本能的に捜し求めていたものとの出会いだったに違いない。なにしろそれは「オレ自身」なのだから。

ひさしぶりに「追いかけ」をしようと思い立つようなソウルメイトを発見できてうれしい。ところで言い忘れましたが、Field MusicEverything Everything にも通ずるような音楽の方も文句なしです。

これは2年前の曲(ビデオも当時撮影)なので、動きはいまひとつです。

いまはだいたいこんな感じ。最近のLondon でのライブ風景。雰囲気を汲み取ってもらえるでしょうか?日本人でいうとエガちゃんか?

Camden_2011

@The Bull Gate

劇的な出会いの場所。

Ge2011

@Hector House

そして最前列(50センチ)で鑑賞。

Reading_2011

 @ Festival Republic Stage, Reading

「本能の動き」ではあるが、実は練習とステージ慣れでさらに高みにまで昇華していくことが証明されたステージ。すごいことになってました。

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